コロナ禍のせいで各地の展覧会が中止あるいは延期に追い込まれたが
ステーションギャラリーでの神田日勝展は当初の会期を縮小して月内の期間でスタートした。
平成5年に北海道にてこの作家の美術館がオープンし、
興味はあったものの訪れることはなく、今に至っていたため喜んで出かける。
予約制となっている会場に殆ど観客はおらず私を含めて3人程度。
昨年の朝ドラでも取り上げられていた作家なので本来ならばきっと賑わいを見せていただろう。
勿体ない。
農民画家であった作家が身の回りのモチーフを展開して画面作りをしており、
プロレタリア絵画に見える要素もある。ベンシャーンの影響も受けていたという。
しかし何と言っても素晴らしいのは、馬や牛の絵画である。
作家と共に働いた馬の死んだ姿は
関わりを持たなかった者にも哀悼の念を呼び起こす。
その中でも傑作はやはり遺作となった「馬」だった。
作家の意図ではないと思うが、支持体であるベニヤと上半身だけびっしりと書き込まれた馬の
コントラストが実に生き生きと鑑賞者に訴えかけてくるのだった。
ミサ子夫人の文章に、彼の死後、子どもが「お父さんがアトリエから僕を呼んでいたんだよ、
行ってみたけどお父さんは居なかった。
でも半分の馬がジーっと僕の方を見ていたよ」と言ったというエピソードがあるが頷ける。
神田日勝 大地への筆触
2020年6月2日(火) - 6月28日(日)
東京ステーションギャラリー
パートナーがついに「ラーメン食べたい」と言い始めた。
彼の行きたいラーメン屋はコロナ感染しても症状が現れなさそうな若い体育系男子が
肩寄せ合って食べるような店で、テーブルも客が拭くし、
けっして衛生的とは言えない。中年の我々には危険がいっぱい。
今までそのように説き伏せてきたが
「テイクアウトをしている店舗を見つけた。車で行けば大丈夫」
とのことであった。
そこまでして食べたいなら仕方がない。
レンタカーを借りて出発する。
車には消毒液が設置されており、換気をしながら走る。
夕方であったが通常ならラッシュアワーの道路もガラガラ。
皇居の周りも何の店もやっておらず、まるで深夜のような車の数。
皇居ランナーがいるのだけがいつもの通りで不思議な光景。
ラーメン屋は路地にあったが路駐しても誰も通らない。
人との接触はなるべく減らしたいため、買ったらすぐ帰る。
家に帰って麺をゆでて食べるが、予想通りあまりおいしくなかった。
やっぱりラーメンは店で食べるべし
東京都の外出自粛要請を受け、日時の変更が生じたのでお知らせします。...
変更点は以下になります。
28日(土)~19時→~17時
29日(日)開廊→休廊
31日(火)休廊→開廊
もし来場の計画してくださっている人がいたらごめんなさい。
私は28日31日3日4日在廊予定です。
よろしくお願いいたします
またも既に始まっている展覧会ですが…
それぞれメディアの異なる3人展。
ほぼ初顔合わせのセッティングだったが
良い感じに仕上がった。
コロナショックのさなかのスタートとなり、
全員マスクをして臨んだのだが
まさかの、初日に都知事による外出自粛宣言勃発。
どうなることやら。
abstract works
2020年3月25日(水)~4月4日(土)
12:00-19:00
31日(火)休
(最終日 -17:00)
ギャラリー・ストークス
東京都港区南青山6-2-10
T・Iビル4F
tel:03-3797-0856
私は「ノラや」大好き!名著!と思うが、自分では持っていない。
図書館で借りて2回読んだ。
「ノラや」は、家に居着いた野良猫が、ある日を境にいなくなってしまい、
心配し、途方に暮れる百閒の心情を日記にしたためたものだ。
ペットを飼ったことがある人なら思い当たる人もいるのではないか。
私も飼っていたネコ、鳥共に逃走したことがあり、幸い二匹共連れ戻したものの、
逃走中雨なんか降った日には心配で心配で心配で寝られなかったものである。
ところで、その記事では、当時の百閒の自宅が私の職場のすぐ近くだと書いてある。
迷子猫のチラシも近所の文具店に貼りだしてもらったとのこと。
えっ言われてみれば昭和からありそうだが、ただ古いだけの店頭に商品満載のあの店が!?
数日後、くだんの文具店と百閒邸跡を通って帰ってみた。
百閒邸は何の痕跡もなくマンションになっていた。
ちょっとさみしい。
ノラはあれからどうしただろうか。
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