突如、道の傍らに30センチ強の塊が現れ、危うく乗り上げそうになる。
止まって確認したところカメである。
抱き上げてのぞき込むと手足を引っ込めているがつぶらな瞳で私を見る。
こ、これはカシオペイア…。(ミヒャエル・エンデ「モモ」に出てくるカメ)
川にはカメがうじゃうじゃいるので子どもがさらってきたのであろう。
と推測し、川へ帰す。
カメもいいなと思う。
4月にパラジャーノフ映画特集が組まれたので見に行ってきた。
生誕90年とのことである。思ったより若かったのか?
いままで見たことがない2作品が「アンドリエーシ」と「石の上の花」で
これらを見ることを目的にしていたが
「アンドリエーシ」を見たところ素朴すぎて寝てしまったため
気を取り直して不滅の名作「ざくろの色」を見直すことにする。
やはり不滅であった。
どのショットを取っても完璧な色や構図。音もすばらしすぎて
始まりから目が離せない。
布がざくろ色に染まっていくシーンや、本が雨でずぶずぶに濡れるシーンだけでも圧巻!と思う。
https://pandorafilms.wordpress.com/parajanov/
今日で閉館になります。
学生の頃から何度も足を運び、とてもお世話になった美術館の一つです。
池に面したベンチに座って天井に映る光の反射を見るのが
もうできないのかと思うと、とても寂しい…
周りの大人はしょえーと思っているが
本人は虫好きだから飼っているつもりなのか
何となく楽しそう。
ちょっとちょっとお!と思うのは、周りに人がいるのに
髪をふりみだして頭をバリバリと掻いたり、
何やらつまんで人に投げるける動作をしていることだ。
くそう。
シラミは熱湯で死ぬということなので
大鍋に湯を沸かして本人をほうりこんでやろうか。
しかしそれは叶わぬ。
家に帰って食事をしながら家人に
「そんな訳で家にシラミが来たらごめんね」と言うと
「いやだいやだ!」と言われる。
カプーアといえば宇宙空間と思っていたが最近は身体性に向かっているようだ。
最新の作品はなんと福島で発表されたようだが(とても良さそう)そうとは知らず
ベルサイユで見た。
当然直接制作には関わることはないだろうがすごい仕事量だ。
ベルサイユというところは宮殿に入らなければタダなのだった。
展示作品は5点ほどだが庭園はひろい。ひたすら歩く。
一番よかったのは庭園中央に突然現れた小さな鳴門。
振動と音を感じながら鳴門を見るのは飽きることがない。
しかしこれは宇宙空間の変形ともとれる。
そして宇宙を映す鏡の作品も。
庭園の端っこではキューブでありながら
巨大なヴァギナのような作品。
中に入るとゴムの美しい造形だが。
宮殿の外のスペースでは蝋を使ったインスタレーション
歴史や政治性を感じる。カプーアが今の世界情勢に肉迫してきている印象。
こわいと同時に真摯な作品だと思う。
ダーティ・コーナーという題名の最も大きな作品。
同行した友人の話では以前別な場所で見たときには
中に入れる仕様だったというが立ち入り禁止になっている。
しかも作品として非常に違和感のある金箔に覆われている。
一見して悪趣味だと思ったが聞くところによると
落書きにあったらしい。
作家の意思により金箔で覆うことにより落書きごと保存したらしいが、
コメントを見るかぎりでは悪意のある書き込みだったらしい。
作家の心情を思うと辛い。
パブリックスペースに展示するということは
見る者の意識も同時に問われることなんだと痛感する。
Château de Versailles
9th June–1st November 2012
http://anishkapoor.com/1032/Ch%C3%A2teau-de-Versailles.html
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