ヒップホップに特に興味があるわけではないが、岡真理さんのサイトを見て
この映画の存在を知り、行ってみた。
自国の中にも関わらず幽閉状態にあり
日々イスラエルの攻撃に晒されているパレスチナの人々の中で
若者たちがヒップホップを通じて表現を始め、
そしてそれは老若男女のパレスチナの人々の支持を集める。
国内の同じ状態の仲間たちと会うことすら認められず、
検問を通過できなかったため予定されていたライブにも参加できなかった
ガザのヒップホップグループPRに対しDAMのメンバーがコールする場面は泣ける。
ある意味、表現の源泉に触れたようにも思うドキュメンタリー映画であった。
一方、その夜、図らずも武器輸出三原則を踏みにじり米国に武器部品を輸出することに決めた
日本のドキュメンタリー番組も見て恥ずかしさに打ち震える。
日本政府の者がイスラエルの武器ブースで話をするのだが
そこでは「ガザのロケット攻撃を避け、見事攻撃を成功させた」イスラエルの無人機が
カッコイイ音楽を使ったプロモーションビデオで紹介されていた。
しかも米国の弾頭がパレスチナの地域に落とされているのを昼の映画で見ていたから
「日本は提供した部品を使って米国が作った武器がどこに輸出されようと関与しない。
なぜなら国際社会が見ているから」という政府職員の酷い無責任ぶりに気が狂いそうになる。
そもそも「国際社会」に参画しているという自覚が皆無なことだけは確かだな。
兵役を終えたイスラエル兵が語るパレスチナ占領の実態。
この本の興味深いところは、
平穏な家庭で育てられた若者が平和を守るという名のもとに占領地に送られ
他者への攻撃や殺戮を任務として求められた場合、
如何にスムーズにそれが実行できてしまうか、
またそれがどんな変化を彼ら自身の心や生活にもたらすのかを
当事者が語る故にとても分かりやすく書かれているところだ。
それにしても、イスラエル兵士たちは極端な兵役の日常を過ごすのである。
休暇になると我が家に帰り、家族と過ごし
任務時は占領地で他人の住んでいる家屋を破壊したり、眠っている住宅に爆弾を落としたり
買い物帰りの主婦や学校帰りの子供を狙撃したりしている。
しかし、自分も彼らと同じ立場に置かれたら同じように他人の生活を躊躇なく破壊するだろうなあと
感じるくらい、防衛という美名の下、殺戮は行いやすいんだ(心の蓋は作りやすいんだ)ということがよくわかる。
市民社会に復帰した後、自分たちが一般市民の生活を破壊してきたことに気づき、そのことに耐えられず
一部の若者たちが「沈黙を破る」(Breaking the Silence)というグループを立ち上げ
自分たちの行ったことを告白しはじめる。
http://www.breakingthesilence.org.il/
彼らに強制してきたイスラエル社会に内部告発として事実を突きつけたのである。
(当然家族や友人とも軋轢が起きる)
これはすごい勇気だと思う。
ムラ社会日本ではこういうことできる人はいないのではないだろうか。
今の時代の必読書。
沈黙を破る―元イスラエル軍将兵が語る“占領”
土井敏邦著
2008/5/9
岩波書店
昨年は幼虫の数に応じ鉢を増やしすぎたため、ベランダには既にパセリが7株ある。
今年は絶対増やさないぞと決心する。
今月になりパセリが花を咲かせ、種から育てられるかしらと
楽しみにしていた矢先にキアゲハの幼虫が7頭孵化する。
この度知ったのだが幼虫たちは葉よりも花を好んだ。
ミツバチも来ていたのに花から花へと幼虫は食い尽くしていった。
2、3日前から1頭づつ旅に出ていったがもはや茎しか残っていない。
最後の2頭が残ったが、食べるものが枯渇し
人間は心を鬼にして見ていたが、なんとか旅立つことに決めたよう。
と思いきや気付いたらベランダには4頭の蛹候補が留まっていた。
一日は場所選び。昼から出ていき夕方には場所を決定する。
翌日は蛹ポーズを取り脱皮の準備のため同じ場所に幼虫のままとどまるのである。
脱皮準備の幼虫のポーズは手を合わせぎゅっと体を丸め、
まるでお祈りをしているよう。
友人と電話をしながらスコールを見る。
雷が鳴ってみるみるうちに空が真っ黒になり大粒の雨と風が吹き付ける。
過ぎてから近所の小川へ出かけて様子を見る。
やはり結構増水しており鴨などが流れていく。
川縁の歩道を歩きたいが川上でスコールが起こって急に増水すると怖いので
堤防の上から見ていると
川縁に猫が座って増水した川を見物している。
その後ろ数メートルのところに飼い主らしき男性がおり「帰るよ」などと声をかけている様子。
猫の気持ちがよくわかる。
同時期に開催していたキトラ古墳展も見てみたかったのだが、
入場まで100分待ち、作品まで30分待ちで断念。
建仁寺のほうは風神雷神図があるのにも関わらず、混み具合は普通だった。
栄西の書などが半分ほど占めているので地味なのか?
宗達ファンの私には嬉しいが、古墳に負けてちょっと複雑。
この展覧会の白眉は海北友松の作品だった。
海北友松はさまざまな作品があるがここで展示されていたのは
割に自由に描いている時代の作品と勝手に想像する。
私は龍より山水図や竹林七賢図のほうが良かった。
山水図はほとんど具象の面影を残さず。
何でしょう、このセンスの良さと墨の濃淡の美しさは!
後日再びキトラ古墳展にチャレンジしたがやはり断念。
常設展の光琳風神雷神図を見てキトラのカタログだけ買って帰る。
高松塚古墳ファンの私は、壁画が酷似していたので混同していたが
キトラ古墳は2年後にオープンするとのこと。
ならば後日直接奈良に見に行くことにする。
開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」
東京国立博物館 平成館 特別展示室
2014年3月25日(火) ~ 2014年5月18日(日)
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1632#top
Powered by "Samurai Factory"
