付け、何人かでデコレーションする。
その後、ビニールに空気を入れ気球のように5メートルほど浮かせることになる。
浮いた魚を見た同僚の一人が「あれ、反面しか装飾してないですよ」と指摘する。
確かに半分しかデコレーションされていない。
それよか気球にするなんて聞いてないしピンで孔空けちゃったけど
大丈夫かなあと思う。
浮いた気球を走らせ、幼稚園バスに幼児たちをのせドライブする。
みんな魚を追いかけるのが楽しそう。
まあいいんじゃない?浮いているし装飾反面でも子供たち気にしてないし。
その店は日本画関係者でよく使われるらしく、○展の人たちが
豪華絢爛なイブニングドレスを着て居酒屋入ってくる。
「きっと会合があるんだね」とひそひそ話しながら見ていると
居酒屋エリアを通り越して店奥の部屋に飲み込まれていく。
パーティかなんかだろうか。
30分ほどすると再び居酒屋エリアを通過して店を出て行く。
「大変だね」とやはりひそひそ話ているがなんとなく下層階級の気分ともいえる。
同席の人たちは家が遠いらしく「私たちもそろそろ帰りましょう」と席を立つ。
まだ9時前だったが、まあいいかと電車に乗るが
間違った路線に乗ってしまう。もときた方に乗り換えるが
普段使わないその路線は混んではいないが電車の中に電気をつけていなく、
真っ暗である。外の光で青白く浮かび上がる車内を見て
空いた席に座ろうとするが光が入ったり入らなかったりでよく見えない。
また乗車している人たちは無言で前を向いて座っている。
ああなんてこった。
安保法案、衆院委で可決 与党が採決強行
http://www.asahi.com/articles/ASH7G7QXDH7GUTFK01P.html
2011年に惜しくも亡くなったサイ・トォンブリーの
たぶん国内では初めての美術館での展覧会。
絶対行くぞと思っていた。
既に7月。原美術館は駅から遠く、炎天下にとぼとぼ歩いていく。
しかし美術館の静かな敷地に入ると気分がすっとする。
ここではドローイングのみの展示。
この人の仕事は神話というキーワードも有名だが、今回はさほど強調されていない。
実物を見ると素材やタッチの強さ、荒々しさと繊細さが入混じり
アウトサイダーアートのような狙っても描けないのようなラインや反復もあり
画面を受け止めることができず、
何度も同じ部屋を訪れて見ることになる。
しかし不思議なことに印刷を見るとそれらが統合されているのだ。
実際とは異なるかもしれないが。
なんだろうなあこの人の仕事は。
分からないけど豊かである。
まだ会期半ばなのにカタログは既に売り切れ。
個人的には何度も足を運びたい展示。
トォンブリーのホームページを見ると立体も多く制作していたようだ。
立体も素晴らしい。是非実物を見てみたい。
サイ トゥオンブリー:紙の作品、50年の軌跡
2015年5月23日(土)-8月30日(日)
原美術館
http://www.haramuseum.or.jp
トォンブリーのページ
http://www.cytwombly.info/index.html
日曜美術館で紹介されていた、丹阿弥丹波子さんの作品がとても気になったので見に行った。
メゾチントの作品だが静物は静謐という言葉がぴったりの空気を纏っている。
特に心に残ったのは風景をモチーフにした小さな作品で、
見ていると気持ちが引き込まれていって泣きたくなる。
特別なことをしているわけでもなく、ただ版画と
モノクロームの語るちからってすごいなと思う。
そして今でもこういった作品を作っている人がいると思うと嬉しい。
調べてみたら同時期に茅ヶ崎市でも展示があったようだ。気づかず残念。
2015年4月4日(土)~6月30日(火)
ミュゼ浜口陽三 ヤマサコレクション
http://www.yamasa.com/musee/exhibitions/20150404-0630/
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