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2009年5月5日に引越しました
Posted by tanakaakiko - 2015.04.29,Wed
去年の秋にベランダで蛹化した3頭のキアゲハは越冬の運びとなった。
通常なら春を迎え、元気に飛び立っていくところだが今年は不運が蛹達を襲った。
住んでいるビルが改装工事を始めたのだ。
具体的には外壁のタイルの修理。
このため建物全体にメッシュの布が貼られ、
壁に付いていた蛹は工事の職人に落とされてしまった。
3頭のうち1頭が行方不明。
2頭は探し出したがその後の保管場所が悪かった。
虫かごに入れていたのだが
羽化した成体が掴まるために立て掛けておいた棒が倒れ、1頭は羽化に失敗。
羽が変形して飛べなくなってしまった。
最後の1頭は2頭目の失敗のあとだったため、保管場所を変え、羽化成功。
羽化した直後に外に運び出し、無事に飛び立っていった。
こんな些細なことで蝶の生死は左右されるのだ。ああ溜息。
羽が変形した1頭は只今飼育中。
2週間を過ぎたので自分で舌を伸ばしてスポーツドリンクを飲むようになった。
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Posted by tanakaakiko - 2014.06.29,Sun
ふたたびキアゲハの季節がやってきた。
昨年は幼虫の数に応じ鉢を増やしすぎたため、ベランダには既にパセリが7株ある。
今年は絶対増やさないぞと決心する。
今月になりパセリが花を咲かせ、種から育てられるかしらと
楽しみにしていた矢先にキアゲハの幼虫が7頭孵化する。
この度知ったのだが幼虫たちは葉よりも花を好んだ。
ミツバチも来ていたのに花から花へと幼虫は食い尽くしていった。
2、3日前から1頭づつ旅に出ていったがもはや茎しか残っていない。
最後の2頭が残ったが、食べるものが枯渇し
人間は心を鬼にして見ていたが、なんとか旅立つことに決めたよう。
と思いきや気付いたらベランダには4頭の蛹候補が留まっていた。
一日は場所選び。昼から出ていき夕方には場所を決定する。
翌日は蛹ポーズを取り脱皮の準備のため同じ場所に幼虫のままとどまるのである。
脱皮準備の幼虫のポーズは手を合わせぎゅっと体を丸め、
まるでお祈りをしているよう。
Posted by tanakaakiko - 2012.11.18,Sun

夏の話である。
ベランダのパセリに寄生した新しい幼虫たちは
あっという間に鉢のパセリを食いつくし
新たにパセリ鉢を買い求めに近所を捜し歩くという本末転倒を再び繰り返す結果となった。
5頭は充分に成長してから旅立っていったが、
一頭のみまだ小さいにもかかわらず旅に出てしまったのを、
発見し、連れ戻したものの
パセリに掴まった状態で衰弱して死んでしまった。
その不可解な行動は謎のままである。

正常に成長した中の3頭はベランダで蛹になった。
このため、蛹の色には薄緑と茶色の概ね2種類に分かれることがわかった。

ある朝、蛹になろうと壁に掴まっている個体を発見。
休日で予定もなかったので、蛹になる瞬間を絶対見逃さないぞはりきっていたのに
30分ほど読書していた隙に変体していた。
なりたての蛹は形も丸みを帯びて柔らかそう。
つついてみると(蛹なのに)かすかに身をよじるのが面白く、
くねる蛹の写真をとったりして遊んでいた。
しかし翌日になり、初日薄緑だった他の蛹が次の日には茶色に変色したのに
その蛹のみ薄緑のままだったので、私のせいかもしれないと心配になって調べると
蛹の個体により色が異なるのは普通であることが分かった。
(理由として保護色のつもりではないかと説明されていたが、
うちの薄緑の個体は茶色の壁に張り付いていたで保護色の
役割は果たしていない…。色盲か?)

予定日10日で全員羽化したが、薄緑の個体は不運にも
台風の朝に羽化。
壁から落下したのを私が捕獲し、枝に掴まらせて出勤したが
片側の羽根のみ充分に開かないまま、台風直撃前に家人により保護され、
羽化後に再びうちの子になった。
この子も1ヶ月強家で過ごして亡くなった。
成虫の時期はツツジが満開の時期から全て散ってしまうくらいの期間だった。

Posted by tanakaakiko - 2012.06.12,Tue

蝶になりたてのキアゲハは、幼虫と比べるとあまりに姿が変化しすぎていて
私自身馴染みがわかなかったが
2週間ほど経つと手に乗せるだけで自分から口吻を伸ばすようになり、
かわいらしく感じられるようになった。
しかしそのくらい経つと羽根もすっかりぼろぼろになり、
自然界では飛べなくなって他の虫の餌になるところを、
こうして家にいてスポーツ飲料で細々と生き延びているのはどうなのか、
さりとて幼虫の頃から見ている私としてはとても外に置きに行く気にもなれず、
人間界の不自然さにキアゲハを巻き込んだような気分にもなっていた。
羽化したキアゲハは結局1ヶ月強うちで過ごして亡くなった。
死ぬ少し前からスポーツ飲料にしがみつくようにして必死に飲むようになり、
もしかしたら口吻の管が詰まり気味なのかもしれなく、
スポーツ飲料に少し水を足してみようと思いながら帰宅したところ、
倒れているような姿勢のキアゲハが籠の底にいる。
しかし手に乗せると一生懸命口吻を伸ばしてきたので、よかったよかったと
水を足したスポーツ飲料ティッシュを与えたが、
うまくティッシュに掴まることができずに転倒してばかりいる。
困ったなと思って手の上に乗せたもののそのまま痙攣を始めて死んでいったのだった。
いつ死んでもおかしくないと思いつつも、
ああ、死んでいってしまうと思って見ているのは辛かった。
翌日近所の遊歩道に埋めに行くが、あまりに小さいのでシャベル一杯で埋められるのだった。
ありがとうね。

その翌週のことである。
今度はうちのベランダのパセリにキアゲハの幼虫たちを6頭発見。
現在蛹中。

Posted by tanakaakiko - 2012.04.18,Wed

天気予報によると時々雷雨ということだったので
自宅周辺でうろうろして過ごす。
雨が降る前に食材の買出しをしようと自転車で出かけた帰り、
頭上後ろからはるか前方にかけて雷の音がごごごごごと移動していき、雨が降り始めた。
部屋に戻りインスタントコーヒーを入れて電話をかけようとすると目の前に虹が出ていた。
そうそう、今日は『棺一基 大道寺将司全句集』も届いたのだった。
http://www.ohtabooks.com/publish/2012/04/03183046.html
先日Eテレで辺見庸のこの本が出版になるまで奮闘した番組を見ていて
「売れなそうだが重要そう」とほぼ衝動的に注文したもの。
見てみると今日が発売日。

ところで件の蛹である。
実は丁度一週間前に羽化したのだ。
朝起きてコーヒーを入れようとすると家の者が「今朝は悲しいことを伝えねばならない」と言ってきた。
そして蛹は孵ったが死んでしまったと言う。
確かにベランダを見ると仰向けのキアゲハが大の字になって落ちている。
なんだか凄惨な光景でショックを受ける。
しかしその後、布団を干す際に、一昨年死にかけのアゲハを拾った件を思い出し、つついてみると生きているではないか。
羽化したところで自分の羽の重みで転倒し、そのまま地面に張り付いてしまったのではないかと推測。
仕方がないのでべりべりと剥がして最寄の植木に掴まらせて
干すが一旦固まった羽根はもう戻らないようだ。
様子を見ていると、何かに掴まっていないと転倒するので
急遽サイトで調べ、洗濯ネットを使ってキアゲハ用の籠を作り、エサとなるスポーツ飲料を調達。
キアゲハのエサやりの方法は
ゼンマイ状の口吻をピンセットなどで伸ばしてやり、ティッシュに浸したスポーツ飲料を舌先に触れさせると
吸い上げると書いてある。
やってみるものの初乳?のためか、口吻をすぐにくるくると仕舞ってしまい、
いやがっている様子だったが何度かやっているうちにきっと飲んだでしょうと判断。
その後、口吻を触れさせてやるだけで自発的に飲むようになった。
しかし折角蝶になったのに食事がスポーツ飲料だけとは不憫なことである。
エサやりは一日一回続け、一週間経った。
あと一週間ほどで寿命だろうか。
もう一頭は未だ羽化せず。

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