2009年5月5日に引越しました
Posted by tanakaakiko - 2024.10.30,Wed
今回初めて訪れた北アルプス国際芸術祭。
点数が少な目ではあるが内容は良かったと思う。
ただ、地元での知名度は低い。
越後妻有や珠洲とは大違い。
アルプスを始め、観光資源には困らない地域だからか。
商店街に街中図書館という素敵な場所も点在し、文化度も高いが
検索をかけると反対運動もあるらしく、地元の理解がないとキツイなという印象。
(ダイダラボッチ反対運動というフェイクドキュメンタリー作品もあったが)
熱の連帯(足湯)
村上慧(日本)
葉の発酵熱を使った足湯。生命の力強さを直に感じることが出来る
アキノリウム in OMACHI
松本秋則(日本)
酒の博物館を使ったサウンドインスタレーション。酒の博物館そのものがとても素敵な場所で
そこの場所を損なわないように作品が作られたと想像する
えねるぎの庭
小内光(日本)
とにかく場所が良い。美しい森の小路を歩かせるためにある作品だと言っても過言ではない。熊鈴は必携
空の根っこ -Le Radici Del Cielo-
宮山香里(日本/イタリア)
この作品も場所(神社)が良い。光の美しい時間に訪れたのも良かったが神社へさらに静謐な印象を与えるのに成功している
源汲・林間テラス
川俣正(日本/フランス)
実は川俣正の作品って今までピンと来なかったのだが、この作品の林とのかかわりは気持ちよかった。木の間を歩けるし
2024.9.13-11.4
北アルプス国際芸術祭2024
https://shinano-omachi.jp/
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Posted by tanakaakiko - 2024.06.02,Sun
第8回横浜トリエンナーレ。
今回のテーマは「野草:いま、ここで生きてる」
ディレクターはリウ・ディン(劉鼎)、キャロル・インホワ・ルー(盧迎華)。
日曜美術館のレポートを見て、ダイバーシティなイメージを抱いて来訪したが、そんなふわふわしたものではなく開催概要にあるように
「気候変動や戦争、不寛容や経済格差。私たちの暮らしを支えていた価値が、いま大きく揺らいでいます。」
という今まさに起こっている問題を目前に展開していく作品が多く、鑑賞者(私)の心も大きく揺らぐのだった。
コンセプトは2019年のあいちトリエンナーレに近いものもあるが今回のほうがずっと厳しい内容だ。外国人のディレクターを配置した甲斐だろうか。
私的には冒頭にあった志賀理江子の猟師のインタビュー作品が一番きつかった。
なぜ食べる目的もないのに生き物を無差別に大量殺りくしていかなければならないのか…
近年特に熊被害の報道も多いこともあり、しかし猟師の実態は報道されていないし
東北なんて比較的近い距離ということもあり、知らなかったと言う事の辛さ。
Bゼミの発足に関する展示も興味深かった。
横浜美術館内の展示内容は様々な場所や時代の環境問題や市民運動をテーマにしたものが多く
社会的なテーマが圧倒的に多い印象。
しかも、私が普段から触れなれていないテーマが多く情報量が多い。
(でも今回の内容を見た結果、私としては中国のディレクターに台湾やチベット問題も入れてほしいという期待は持った)
会場の構造が、最初と最後に同じテーマを配置することによって
回ってきた作品群を振り返るという斬新な設計になっているのはそのせいか。
とにかく絶対に復習が必要な内容。
ディレクターの以下のコメントと照らして魯迅の「野草」も読まないとだな。
「この野⼼的かつ勇気ある取り組みは、わたしたちにとって希望の光となりました。
なぜなら、その光は、パンデミック、気候変動、ナショナリズムや権威主義への傾倒、
ロシアによるウクライナ侵略、陰謀論の流布などがもたらした荒廃、絶望、
そして、深い危機感を背景に放たれていたからです。そこで、わたしたちは個々⼈の⼈間性、
それぞれの勇気、再⽣⼒、信念、そして連帯をあらわすテーマを考えるに⾄りました。」
横浜トリエンナーレ2024
2024年3月15日(金)– 6月9日(日)
https://www.yokohamatriennale.jp/
Posted by tanakaakiko - 2024.04.29,Mon
今年1月に作家が逝去したということで
図らずも日本の美術館の初個展にして遺作展になってしまった。
ミニマルアートって単純な形の反復という印象を持っているのだが、
実際に見ると規則的に並べられたひとつひとつのパーツの個別性と
それらが連なる全体性を行き来しながら味わうという体験をする。
使われている素材が石や錆びた鉄、木という自然物としての個性が
際立つものが選ばれているということで、目が喜ぶ感触である。
アルミニウムでさえ、石や鉄などと同じ空間に置かれることで個別性を発揮できる。
今回は詩も紹介されていた。
アーティストとして著名になる以前の58~65年位に最も多く
執筆(というよりは制作)されたということで
実験的で規則的な詩の制作がその後のアート作品に
展開されていったことが想像される。
また、当時はステラのスタジオを借りて鉄道会社で働いていたということで
どのような状況にあってもアートを作り続けることはできるのだなと思う。
2024年3月9日(土) - 6月30日(日)
カール・アンドレ 彫刻と詩、その間
Carl Andre "Between Sculpture and Poetry"
DIC川村記念美術館
https://kawamura-museum.dic.co.jp/art/exhibition/
Posted by tanakaakiko - 2023.11.04,Sat
石川県珠洲市で開催される国際芸術祭。
ここは何と言っても土地が素晴らしく美しい。
そして確かに人々が優しいのだった。
おまけにご飯も美味い。
でも今年は5月に大きな地震があって死者も出た。
3年前に行った銭湯の展示も建物が崩れて無くなったらしい。
須須神社も被災していた。
地域の象徴的な神社なので
倒れた鳥居の映像がニュースで流れたときはショックだった。
まだ全ては修復できていない。
そんなわけで、芸術祭は開催が危ぶまれたらしく、会期も変更になった。
夜、レストランで食事をしたら、店の人が親切に
宿まで車を出してくれ、暗くなるとライトアップされる
ラックスメディアコレクティブの作品を廻ってくれた。
さわひらきの作品が印象的。
前回のインスタレーションに2階が増設されて
作品の中に入ったようなかんじ。
まもなく終了。是非。
奥能登国際芸術祭2023
2023/9/23-11/12
石川県珠洲市全域
Posted by tanakaakiko - 2023.11.04,Sat
大巻伸嗣、見始めたのは
東京ワンダーサイトの時から丁度20年位。
大地の芸術祭の「影向の家」が一番印象に残っている。
色々な素材や作品の方向性を表すことのできる作家だと思っているが
最近の印象では光の意識が高い人というかんじ。
メディアで取り上げられることの多いのは
資生堂などで発表していた
花や鳥が象られた顔料を床に敷き詰めた作品だが、
実際に足を運んでみると明るくとても華やかな作品のため、
来場者がきゃっきゃと写真を撮りながら
歩いていることが多く、受け取られ方が微妙と思うのだった。
展示はなんとアドミッションフリー。
この度はモノクロのインスタレーションと初めて見る映像作品だった。
黒の作品は夜、船に乗って波を覗いているよう。
「影向の家」もそうだったがいつまでも見ていたい。
音の影響もあってインスタレーションに呑み込まれるような印象だった。
今回はトークイベントもあり関口涼子さんとの対談だった。
話を聞いてみると意外と大技で展覧会をまとめ上げる人なんだと驚く。
そして何といっても新しい映像作品も含め、作家のコンセプトが直に聞けてよかった。
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ
2023年11月 1日(水) ~ 2023年12月25日(月)
国立新美術館
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