2009年5月5日に引越しました
Posted by tanakaakiko - 2020.06.12,Fri
コロナ禍のせいで各地の展覧会が中止あるいは延期に追い込まれたが
ステーションギャラリーでの神田日勝展は当初の会期を縮小して月内の期間でスタートした。
平成5年に北海道にてこの作家の美術館がオープンし、
興味はあったものの訪れることはなく、今に至っていたため喜んで出かける。
予約制となっている会場に殆ど観客はおらず私を含めて3人程度。
昨年の朝ドラでも取り上げられていた作家なので本来ならばきっと賑わいを見せていただろう。
勿体ない。
農民画家であった作家が身の回りのモチーフを展開して画面作りをしており、
プロレタリア絵画に見える要素もある。ベンシャーンの影響も受けていたという。
しかし何と言っても素晴らしいのは、馬や牛の絵画である。
作家と共に働いた馬の死んだ姿は
関わりを持たなかった者にも哀悼の念を呼び起こす。
その中でも傑作はやはり遺作となった「馬」だった。
作家の意図ではないと思うが、支持体であるベニヤと上半身だけびっしりと書き込まれた馬の
コントラストが実に生き生きと鑑賞者に訴えかけてくるのだった。
ミサ子夫人の文章に、彼の死後、子どもが「お父さんがアトリエから僕を呼んでいたんだよ、
行ってみたけどお父さんは居なかった。
でも半分の馬がジーっと僕の方を見ていたよ」と言ったというエピソードがあるが頷ける。
神田日勝 大地への筆触
2020年6月2日(火) - 6月28日(日)
東京ステーションギャラリー
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