2009年5月5日に引越しました
Posted by tanakaakiko - 2014.03.27,Thu
2009年に彼女が亡くなってから初めて見るヴッパタール舞踊団の舞台である。
09年以降に見たものといえばヴェンダースのドキュメンタリー「踊り続けるいのち」だが
3Dが見辛かったことくらいしか記憶に残っていない。
「コンタクト・ホーフ」は以前来日した時も持ってきた作品のようだが初めて見る作品。
初日のせいか、補助席も沢山出ており、生前の舞台に比べ大盛況で驚いた。
上演時間は休憩も含め3時間と長かったが長さは特に感じなかった。
大きな盛り上がりはなく、淡々とシークエンスが繋がっていく。
しかし
(あの鴨の映像を流すシーンはどんな意味だったのだろう?とか)
(出演者が同時にそれぞれの母国語で自分の恋愛体験について話す音声がとても心地よかったこととか)
気になったシーンはいくつもある。
以前どこかでバウシュについて読んだ本にも出ていたと思うが(題名失念)
この作品に於いてはそれらのシークエンスが最後に辿り着くシーンが衝撃的で、
男性達の愛撫に耐え切れず女性が崩れ落ち、さらに新しい女性が現れることにより、
飽きられた玩具のように女性が置き去りにされるシーンは、
これが動物としての人間の正体だと思わざるを得ない。
恐らくそれぞれの鑑賞者が実感として感じるはずだ。
さらに、そのようなスケープゴートが生物としての弱さからくるのではなく
社会的に創り出してしまう人間の正体を見たというべきか。
ただ、この作品からというよりピナ・バウシュの作品の中には
そんな人間に対しても多角的な見方や愛情表現も示されるのだが。
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