うちのインコが産卵した。
この子の産卵はいつものことで先月は2個
その前は昨年12月に6個、その前には10月に4個を産んでいる。
以前飼っていたインコが卵詰まりで亡くなっているので
発情には気をつけているつもりだが仕方がない。
いつも卵がケージの床にポロリと転がっているのを私が発見し、巣を用意する。
今日はいつもと違った。
この子のパートナー(メス)と離していた(発情抑制)ので
気晴らしにケージから出して部屋で飛ばせていたのだ(これは発情抑制ではない)。
いつも自分でケージに戻ってくるので軽い運動のつもりだった。
だが何か挙動不審である。はじめ私がかけていたモンクの音楽にビビっているのかと思った。
とまり木の下からお尻を見ると赤い内蔵のようなものが出ている。
ひえーっ!手に乗せてケージに戻そうとするも逃げられる。が、すぐに自分で戻る。
私はインコの産卵を目の当たりにするのは初めてで、
それが産卵かどうか分からず狼狽する。
ケージのとまり木で苦しげにいきんでいるが、お尻から赤いものが風船状に膨らんでいくのだ。
ここらでようやく産卵かもと思う。
苦しそうでピヨと鳴いたりしていて、どうしようどうしようと思っていると
ついに産み落とされる。ボタッ。
インコも私も呆然としている。
見ると卵には血がついている。
通常私が見つける卵に血はついていない。
慌ててネットで調べると異常産卵の可能性があることが分かり
かかりつけ医に電話して診療に行くべきか相談する。
うちのインコのかかりつけ医はは美人で早口の不思議な女性。
肛門がきちんと締まっていればOKだが、そうでなければ直ちに連れてくるようにと指示される。
産卵を終えたばかりのインコを捕まえてひっくり返し、肛門の状態を確認する。
肛門は締まっていた。
インコの産卵の様子を知りたい方はこちら(他人のインコだが)↓
https://www.youtube.com/watch?v=5RzEPAg9dIk
通常なら春を迎え、元気に飛び立っていくところだが今年は不運が蛹達を襲った。
住んでいるビルが改装工事を始めたのだ。
具体的には外壁のタイルの修理。
このため建物全体にメッシュの布が貼られ、
壁に付いていた蛹は工事の職人に落とされてしまった。
3頭のうち1頭が行方不明。
2頭は探し出したがその後の保管場所が悪かった。
虫かごに入れていたのだが
羽化した成体が掴まるために立て掛けておいた棒が倒れ、1頭は羽化に失敗。
羽が変形して飛べなくなってしまった。
最後の1頭は2頭目の失敗のあとだったため、保管場所を変え、羽化成功。
羽化した直後に外に運び出し、無事に飛び立っていった。
こんな些細なことで蝶の生死は左右されるのだ。ああ溜息。
羽が変形した1頭は只今飼育中。
2週間を過ぎたので自分で舌を伸ばしてスポーツドリンクを飲むようになった。
言わずと知れた(?)スティーブ・ライヒのドラミングに対して
振り付けされた作品である。
98年初演らしいので結構古い。
ローザスは以前も見たことがあるはずだが、いつなにを見たのかさっぱり思い出せない。
前売りを買っていったのだが、当日券売り場が異様に並んでいて仰天する。
コンテンポラリーダンスがこんなに賑わっているとはどういうことか。
なんと立ち見が出る始末。
舞台が終わったら謎は解けた。その日はトークセッションがあったのだ。
そういえば2か月前にその日を狙ってチケットを取ったのだった。
実際舞台を見たら若いダンサーの喜びに満ちた動きにに魅了され、
やっぱり舞台はいいなあとおもう。
舞台の終わり方も気持ち良い。
ただ振り付けを見ているうちに日体大の集団行動が頻繁に頭をよぎる。
ライヒの音楽に関しては個性溢れる多国籍のダンサーのコラボレーションより
日体大の集団行動の方が合ってたりして!しかし1時間も持つか?とか。
余計なお世話?
ローザス「ドラミング」
2015年4月16日(木)~18日(土)
東京芸術劇場
https://www.geigeki.jp/performance/theater079/
3月に突然4連休をとることになり京都に行ってみた。
一日目にたまたま行った韓国料理屋にPARASOPHIAのポスターを発見。
京都で初めての現代美術国際展であるとのこと。
この街で現代美術の展開をすること自体なかなか冒険である。
なんだか分からないけど見てみようと思う。
翌朝、とりあえず京都市美術館に行ってみる。
京都には何度も足を運んでいるが美術館に行ったのははじめて。
何故ならいつも寺かギャラリーに行ってしまうから。
ウィリアム・ケントリッジの2013年の作品がしょっぱなから出てきてびっくりする。
ちゃんとしてるじゃん!
建物も古くて複雑な構造で場を使った展示には合っている。
普段入ることができなそうな地下などが利用されており楽しんだ。
鴨川デルタ、堀川団地(ピピロッティ・リストがよかった)、
京都文化博物館(森村泰昌の作品がとてもよかった)も場に味がある。
京都の街を上手く活用している印象。
惜しむらくは、楽しげではあるが昨今の(国内の?かどうかわからんが)
現代美術国際展とカラーはさほど変わらない。
パフォーマンス等は一切見なかったし全て目は通していないのだが、
テーマ性が弱いかなあ?
そしてチケットは安め。
PARASPPHIA
京都国際現代芸術祭2015
2015年 3/7-5/10
http://www.parasophia.jp/
世田谷文学館で開催中の岡崎京子である。
芦花公園駅は人もそんなに多くないのに
文学館の中は人が一杯。
年齢層は30代~40代中心か。
ファッション誌での連載もしていたためかオシャレな人が多い。
原画を見られたので良かったが、それでも飛ばし見をしてしまった。
作品によって部屋が作られている部分もあり、学芸員の思い入れを感じる展示室。
岡崎京子の仕事量も多く、読んでいない作品も結構ある。
最終展示室を出るところに作者からのメッセージがあった。
「みんなありがとう」
コレクション展(下北界隈の作家展)も地域柄充実
坂口安吾をはじめ森茉莉や横光利一など。
芦花公園駅近くのCOALAというカフェでお茶を飲んで帰る。
プリンが濃厚でうまかった。
2015年1月24日(土)~3月31日(火)
世田谷文学館
岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ
http://www.setabun.or.jp/
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