「とつぜんですが、結婚してみました。これからもよろしく」
と書いてある。
知らないメルアドからである。
友人から八方美人と誹謗中傷された私としては
忘れてしまった昔のクラスメイトに道端で声を掛けられたような状態になり、そのまま
「そりゃーよかった」
と返しそうになる。
が、万が一本当に知らない人だったらシュールすぎる展開になってしまうと考え直し
「どなたですか?」(これもじゅうぶん感じ悪い)
と返すことにする。
それから納豆の糸をちらしながら、悶々と考えつづけたのち、2,3人の女友達をリストアップ。
しばらくしてから返信があり
「失礼しました。○○です」とある。
予想が外れ男子であった。いや、でも十分予想可能な律儀な男子であった。
いやあ、知り合いでよかった。おめでとー。
近所のデパートに家族への誕生日プレゼントを探しに行き
バーゲン品の腹巻を買う。
そのまま地下に下りて食料品コーナーを見物していたところ(貧乏故購入はしない)
いつも貝やエビが入れられている水槽に魚を発見。
体調50センチくらいある。
腹にへの字の口がついており、背中は灰色、腹は白、
狭い水槽で上下にぐるぐる回っている。
それがどう見ても鮫に思えて仕方がない。
思わず携帯を取り出すが携帯カメラは最近常にでピンぼけに撮れる仕様になっている。
もし鮫だとしたら鮮魚コーナーに生きた鮫を置いてどうするつもりなのか。
気になって二日後、食料品コーナーに戻る。
今度は水槽の下に沈んだまま動かない。
8年間に渡ったガイドを卒業されるそうである。
お疲れ様&本当にありがとうございました。
今後は
「湯上がり美術談義」
http://
を運用されるそうなのでこちらを見てね。
この方の日本画家のデータベースはすごいです。
(なんせ日本画界の在野である「無所属」が相当網羅されており、さらにその辺境にいる私まで入っている)
これが編集者の整理力というものであろうか。
日本画ラブの方なのです。彼の仕事を見るとそれが良く分かるのですが
話すときはいつもお互い酔っぱらっているのでその辺が分からない。
15年前の合鴨の件については鳥飼いの友人知人から「それは絶対威嚇である」とのコメントをいただいた。一安心である。
ところで近所のカルガモが私に寄ってくることは前回記したが、何故にじり寄るのか、その理由が分かった。
最近4羽いるうちの1羽の首周りがやんわり緑になってしまった。繁殖期に入ったのだ。
(というのはおかしな話で、調べるとカルガモは繁殖期にも衣替えをしないそう。
しかしその他はカルガモっぽい。何かの掛け合わせか?)
オスは今、3羽のメスへの猛烈アタックで大忙し。
とにかく「一番近くにいるメス」を求めてとぴ回る。
他人事ながら「おまえは誰でもいいのか!」と思い、節操がないためそいつを「あたる」と命名。
こんなんでは当然?メスに嫌われる。特に2羽のメスは「ちょーうっとおしい。むかつく」という態度丸出しで
逃げまくる。そして私の傍ににじり寄ってくる。
あたるは気が弱いらしく、メスが人間の傍らにいると、追撃を諦め、他のメスに向かって方向転換するというからくりなのだった。
私の傍に辿り着いたメスはというと「ふーやれやれ」という風にどっこいしょと腰をおろして休憩している。
私としては合鴨と違って嫌われてないのはいいけど、ちょっとさみしいと思います。
一羽、まんざらでもない風に見えるメスがいるが、折角その傍に行ったあたるはなんだかぼーっとしている。どうしたらいいのか考えているのか?こんな調子でカルガモ親子が誕生する日はやって来るのだろうか。
(つづく?)
公園にはカルガモもいる。
じっとしていると、よちよち近づいてくる。
この人たちはいつも大変大人しくかわいらしい様子である。
ところで私は過去、合鴨を育てたことがある。
大学の卒業生が記念として研究室に寄贈した雌雄のヒナをベビーシッターとして育成したのだ。構内に住んでいる猫に食われないくらい大きくしてから最終的には庭の池に放すのだが独立後、その人たちは大変凶暴な鴨になった。
とにかく人間が池に近づくと駆け寄ってきて(あるいは飛沫を飛ばしながら全速力で泳いできて)つつきまわす。手を出すと噛みまくる。容赦ないのでとても痛い。育てた私ですら池の傍を通るときは走っていたほどである。
唯一、研究室の主任教授だけが「あれは愛情表現だよー。人間を親だと思ってるんだよー」とのたもうていたが、そうは言っても近づいただけで痛い目に合うので奇襲攻撃を掛けられているようにしか思えず、学生も捕まえて遠くに飛ばすなどの反撃に出たり、池ではバトルが繰り広げられていたようだ。私には高校の時にも学校で飼っていた白色レグホンに痛い目にあっており「ま、子供時代はかわいかったが鴨も凶暴なもんなんだな」「猫に食われなくてよろしい」くらいに考えていた。
しかしこないだテレビで見てしまった。
埼玉の公園で散歩中しているひとりのおじさんを同じように追い掛け回しつつきまくる白鳥を。
その白鳥は「なついていてかわいい!」「なぜこの人だけなんでしょう!くやしい!」と評価されてい、おじさんも「いやーこうなるとかわいいね」といっていた。
がーん。
教授の言っていたことは正しかったのだろうか。
本当に親だと思って慕ってきていたのだろうか(タマゴから孵った瞬間には立ち会ってないが)。
合鴨。。15年も前のことなので、もう死んでしまったか。。。
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