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2009年5月5日に引越しました
Posted by tanakaakiko - 2016.11.01,Tue
3年ぶりのあいちトリエンナーレへ。
今回は名古屋、東岡崎に加え、豊橋と範囲が広い。
1泊2日で出来るところまで見るつもりで朝9時半に名古屋駅からスタート。
まずは名古屋市美術館。
展示場に入る前に地図欲しさにガイドブックを購入するが、
地図は会場に入るとフリーで置いてあるのを見つけ、作品を見る前に臍を噛む。
今回、市美は作品の数が少なく拍子抜け。あっという間に見終わる。
アブドラ・アル・サーディのスイカの風景絵画がかわいい。
そのまま栄、長者町方面へ。前回は薄い印象だが、明治屋栄ビルは建物作品とも充実している。
端聡、美しく完成度の高い作品。サン・ソンヒ、時間があればゆっくり見てみたい。
中央広小路ビルの「交わる水-邂逅する北海道/沖縄」(総合ディレクター:端 聡)の
ミヤギフトシの映像、同様に興味深い。
昼ごはんはコメダ珈琲のエビカツサンド。値段は高いがボリュームにびっくり。
午後からは愛知芸術文化センターの展示。
高橋士郎、見ていて楽しく、詩的ですてき。
オスカー・ムリーリョ、この作家の絵画、とても気持ちの良い身体性を感じさせるものだが
世界各地の学校の学習机に張った布に小学生に描かせるという彼の落書きプロジェクトも
同様に素晴らしいものだった。
一枚一枚めくってもらって各国の子どもたちの絵を比較しながら鑑賞し、随分ゆっくり過ごしたように思う。
大巻伸嗣、今回のトリエンナーレのメイン作品だが
事前の映像を見たのとうり二つだったのと、実際のチベット仏教の砂絵の映像を見てしまった後では
砂絵を薄味にした挙句スタッフを使ってシステマチックに作ったものに感じられてしまい、予想に反して全く刺さらない。
かつて資生堂で発表したのとほぼ同じ作品のはずなので彼のスタンスが変化したというよりこちらの問題か?
岡部昌生のように愚直、素朴にに同じことを繰り返しつつ拡大していくような作家が散見される展覧会の中だからか?
一日目のおしまいはイスラエル・ガルバンの「ソロ」。体1つで勝負を張ったプロの作品というかんじ。
串焼き屋で飲んで駅近のゲストハウスに泊まる。外国の人ばかりで楽しい。
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Posted by tanakaakiko - 2016.11.01,Tue

2日目。

朝ごはん。名古屋のおにぎり屋さんで味噌カツおにぎりとお茶。

東岡崎では岡崎シビコの野村在の花火を使った箱作品と写真、その空間全体が静謐だった。
また、日曜美術館でやっていたせいか並んで入ったシュレヤス・カルレの作品も空間共々
(今にも壊れそうなビルだったが)奇妙で楽しめる作品となっていた。
クイズの謎解きのような見方をする観客が多かった。

昼ごはんは豊橋駅でチーズナポリタン。下に卵焼きが敷いてある。

豊橋公園ではアニマル・レリジョンのChicken Legzという作品を見る。
ものすごく高度な技は使ってないと思うのだが、演出と音楽が面白く、大いに楽しむ。結局1時間張り付きで見てしまう。
(別の公演だがこんなかんじhttps://www.youtube.com/watch?v=HjCfYLLwuaA )
公園でキャンプしながら推敲したらしい。
会場も大盛り上がりでアンコールの拍手が鳴っていたが、急いで水上ビル会場へ移動。
イグナス・クルングレヴィチュスのINTERROGATIONも人が並んでいた。
映像作品はあまり好きではないが一応見る。
そしたらすごい緊張感のある作品で驚いた。映像でこんなことができるんだ。
文字と単純な色面と音だけのつくりなのにも関わらず的確な心理描写が実現しており観る者に迫ってくる。
全部の作品を制覇したわけではないが、これがこの2日間のベストかもしれません。
絶対行くぞと誓っていた鳥の作品の作者はラウラ・リマ。というより鳥でした。
鳥のいる空間に身を置くというそれ自体に癒されました。
そうはいっても作品に生き物を持ち込むというのは非常にリスクがあるようだ。
終了後はこんな報告が↓
http://aichitriennale.jp/info_lauralima.html

夕ご飯。豊橋カレーうどん。カレーうどんの下にごはんとトロロがあるというもの。
トロロ、カレー負けし、あまり主張できず。主張されても困るかもしれんが。

今回のトリエンナーレは全体に素材にあまり手を加えない作品が多いのが特徴だったか?という印象。

Posted by tanakaakiko - 2016.10.23,Sun

庭園美術館ということもあり期待満々。オープンの翌日にいそいそと出かける。
しかし場所のせいもあるのか、いつものこちらを感情的に巻き込んでいく
ダイナミックな作品はなかった。
特に新館の展示。
南米で展示したというインスタレーションと
瀬戸内国際芸術祭の映像と砂丘に設置したインスタレーションの映像は
過去のアーカイブという印象は拭えなかった。

対して、朝香宮邸の作品は小さいながらも場所も楽しめ悪くなかった。
関口涼子の言葉を使った音声の作品は空間をより敏感に感じさせた点では興味深い。
しかし言葉による効果が大きく感じられ、それはボルタンスキーの作品なのか?という
疑問は残る。
影絵の作品は小さな監獄に自分が閉じ込められたような錯覚を抱かせる。

インタビューを見ると最近のボルタンスキーは作品の傾向を変えてきているようだ。
瀬戸内国際芸術祭の観客が5000円を払って風鈴を設置するなどは、自分の作品というよりは
作家は身を引き、人々の祈りの場所を作るという目的を持っているらしい。
しかし特定のアーティストの作品を期待している私としては
いささか異なる方向になってきているなという印象。

クリスチャン・ボルタンスキー
 アニミタス-さざめく亡霊たち
2016年9月22日(木・祝)–12月25日(日)
会場:東京都庭園美術館(本館・新館ギャラリー1・2)

Posted by tanakaakiko - 2016.08.08,Mon

画家、彫刻家のサイ・トゥオンブリーだが
先日川村記念美術館で写真展をやっていたので行ってきた。
大きな庭園に巨大な白鳥がのんびりしている長閑な美術館である。

静かな情緒的な写真。特に静物写真がとても美しい。
同じく今年見たモランディを彷彿させる。
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201602_morandi.html

また国内ではあまり見ない彫刻作品があったのが収穫。
しかし昨今このような身体性に注目したペインティングや彫刻を目にすることはないように思う。
身体のリアリティがはオブジェにとって重要な要素だと思うが…。

2016年4月23日(土)-8月28日(日)
DIC川村記念美術館
http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/index.html

Posted by tanakaakiko - 2016.06.26,Sun
「ギャラリーに49行こう 」

「ギャラリーに行こう」出品作家によるグループ展です。
49人という大所帯の展示でスケッチやドローイングの展示となりますが
お近くにお越しの際はよろしくお願いいたします。

2016.7.9(土)-.18(月)
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